6/3 第13回未来科学オープンセミナー(オンライン)「酸素と人体の絶妙な関係から拓く創薬 〜ドーピング薬検出から宇宙旅行用薬剤開発まで〜」鈴木教郎教授

未来科学オープンセミナー

酸素と人体の絶妙な関係から拓く創薬
~ドーピング薬検出から宇宙旅行用薬剤開発まで~

未来科学オープンセミナーでは、東北大学未来科学技術共同研究センターで行っている研究成果や独創的な開発研究を、オンライン配信によって分かりやすくご紹介いたします。
第13回は、鈴木教郎教授の酸素の供給と利用(代謝)の調節に関する最近の研究について紹介します。

【プログラム】
15:15 webサイトオープン
15:30 配信開始、イベント趣旨、注意事項説明
15:35 講演
東北大学未来科学技術共同研究センター
教授 鈴木 教郎
講演題目
酸素と人体の絶妙な関係から拓く創薬
~ドーピング薬検出から宇宙旅行用薬剤開発まで~
(講演の終了後に質疑応答)
17:00 終了

開催:令和4年6月3日(金)
時間:15:30~17:00
開催方式:オンラインによる配信
申込方法:こちらのページからご登録ください。(終了しました)
主催:東北大学未来科学技術共同研究センター(NICHe)
協賛:日本工学アカデミー東北支部・北海道支部

鈴木教授の研究と講演の内容
私たちのからだは酸素を使って生存に必要なエネルギーを得ています。そのため、酸素の不足は生命の存続に関わるストレスとなります。また、様々な疾患が酸素不足を引き起こすこともわかってきました。一方、酸素の利用に問題があると活性酸素種などが発生し、臓器を傷害することがあります。私たちは、酸素の供給と利用(代謝)の調節が多くの疾患や老化と関係することを明らかにしてきました。人類が宇宙に進出し、微小重力環境で生活する際にも、酸素代謝系は重要な役割を担います。そこで現在、酸素代謝系を操作する薬剤の探索と開発を進めています。本講演では、酸素と人体の絶妙な関係性を解説します。また、酸素代謝系を制御する創薬の実際について、スポーツドーピングへの悪用の懸念とともに紹介します。