未来科学オープンセミナー
「街のヘルスケア」を実現する次世代環境モニタリング技術の開発
―社会インフラ(上下水道・道路・橋・トンネルなど)劣化の検知から対策まで―
未来科学オープンセミナーでは、東北大学未来科学技術共同研究センターで行っている研究の成果や独創的な開発研究を、分かりやすくご紹介いたし、現地でご参加の方は講演後に展示説明も開催します。
【プログラム】
15:00 講演
東北大学大学院工学研究科(未来科学技術共同研究センター 兼務)
教授 佐野 大輔
講演題目
「街のヘルスケア」を実現する次世代環境モニタリング技術の開発
―社会インフラ(上下水道・道路・橋・トンネルなど)劣化の検知から対策まで―
(講演の合間と終了後に質疑応答)
16:30 展示説明(社会環境工学実験棟にて)
17:00 終了
開催:令和6年10月3日(木)
時間:15:00~17:00
開催方式:オンライン視聴(講演のみ)または現地出席(先着20名様)
申込方法:こちらのページからご登録ください。
主催:東北大学未来科学技術共同研究センター(NICHe)
協賛:日本工学アカデミー東北支部・北海道支部
佐野教授の研究と講演の内容
現代社会では、COVID-19の世界的アウトブレイクを機に、感染症に対する都市の脆弱性が明確に認識されるようになった。都市内外の物流を支える道路・橋・トンネルに加え、人の健康を守るための都市ライフラインである水の供給と汚水の排除を担う上下水道インフラは、施設の老朽化や専門家の高齢化により、その持続可能性が危ぶまれている状況にある。従って、都市活動を支える社会インフラの健全度を常にモニタリングし、人々の間で増加しつつある感染症・慢性疾患の発生や、ライフライン(電力網・上下水道等)・道路・橋・トンネルなどの社会インフラの劣化を早期に検知し具体的な対策を施していく「街のヘルスケア」とも呼ぶべきシステムを実装することが極めて重要と考えられる。本セミナーでは、「街のヘルスケア」を実現するために必要な「次世代環境モニタリング技術」について紹介する。
<展示内容>
・下水中ウイルス検出用実験設備
・下水を用いた大気中二酸化炭素固定化装置