動揺装置搭載ドライビングシミュレータをアルプスアルパイン株式会社涌谷工場へ移設(松木PJ)

 動揺装置搭載ドライビングシミュレータを設置していたみやぎ復興パークの満期閉鎖に伴い、ドライビングシミュレータの更なる評価設備の拡充を目的に、共同研究を行っているアルプスアルパイン株式会社涌谷工場へドライビングシミュレータを移設いたしました。

 本ドライビングシミュレータは6軸動揺装置を備えており、走行時の車両運動をリアルにドライバーへフィードバックします。実際にドライバーがドライビングシミュレータに乗車して利用することで、交通インフラのほか運転支援・自動運転などのシステムによる運転への介入に対するドライバーの反応などを、公道で実車を走行させることなく低コストで評価・分析することができます。

 本ドライビングシミュレータによる評価・分析結果は、HMI(Human Machine Interface)領域を中心とした次世代自動車の製品開発へ応用し、安全・快適な移動を実現へとつなげます。また、アルプスアルパイン株式会社に限らず他の企業や政府機関との共同研究などにも利用することで、産官学連携の拡大も目指します。

 6月2日には、アルプスアルパイン株式会社の栗山年弘取締社長および佐伯哲博常務執行役員が、移設したドライビングシミュレータに試乗いたしました。


(左から 佐伯哲博 常務執行役員、山邉茂之 准教授、長谷川史彦 前センター長、栗山年弘 取締社長)

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アルプスアルパイン株式会社のニュースリリース