次世代火力発電用耐熱材料として期待される条件を満たす「超高純度鉄基耐熱合金」の開発に成功

このたび、東北大学未来科学技術共同研究センター庄子哲雄教授のグループは、次世代のA-USC発電用高温材料として期待される条件を満たす超高純度鉄基耐熱合金(図)の開発に成功しました。

次世代火力発電であるA-USC発電は、高い発電効率により二酸化炭素排出削減の一つとして関心が高まっていますが、蒸気条件が35Mpa×700℃を超えることから、ボイラー並びにタービンに耐熱性の高い材料が要求され、実現に向けての大きな課題となっています。そのためA-USC発電では、その高温高圧に耐えられる材料の開発が待ち望まれていました。

なお、本研究成果はNEDO委託事業「エネルギー・環境新技術先導プログラム/エネルギー効率の飛躍的向上のための高性能超高純度鉄基耐熱合金等の研究開発」によるものです。

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上記溶解材を半割 後、熱間鍛造中間

熱間鍛造中間次の全体像 良好な高温加工性を示している