(4/26)第6回未来科学オープンセミナー(オンラインセミナー) 「超臨界水が誘起する新たな反応・モノづくりの世界 ー新規なナノ材料が拓く未来ー」阿尻雅文教授

未来科学オープンセミナー

超臨界水が誘起する新たな反応・モノづくりの世界 -新規なナノ材料が拓く未来-

未来科学オープンセミナーでは、東北大学未来科学技術共同研究センターで行っている研究成果や独創的な開発研究を、オンライン配信によって分かりやすくご紹介いたします。第6回は、阿尻雅文教授の超臨界水を反応溶媒とする研究をご紹介いたします。

【プログラム】
15:45 webサイトオープン
16:00 配信開始、イベント趣旨、注意事項説明
16:05 講演
     東北大学材料科学高等研究所
     (多元物質科学研究所、未来科学技術共同研究センター 兼務)
     教授 (東北大学ディスティングイッシュトプロフェッサー) 阿尻 雅文
    講演題目
     超臨界水が誘起する新たな反応・モノづくりの世界 -新規なナノ材料が拓く未来-
   (講演の合間と終了後に質疑応答)
17:30 終了

開催:令和3年4月26日(月)
時間:16:00~17:30
開催方式:オンラインによる配信(パソコンのほかタブレットやスマートフォンでも視聴できます)
申込方法:こちらのページからご登録ください。(終了いたしました)
主催:東北大学未来科学技術共同研究センター(NICHe)
協賛:日本工学アカデミー東北支部・北海道支部

阿尻教授の研究と講演の内容
水の臨界点(374℃,22.1MPa)近傍では、若干の圧力温度変化によって気体状態から液体状態まで連続的に変化させることができます。この状態では、水と油の均一相を形成することができるため、水でも有機反応の溶媒になることができます。特に超臨界状態の水を反応溶媒とすることで、気相や液相では不可能だったモノづくりも可能となります。
例えば、有機合成と無機合成が同時に生じるため、今まで困難だったナノ粒子を高濃度で分散させたナノインクやナノハイブリッドポリマーなどの有機無機複合ナノ材料が創製できます。また、合成したナノ粒子は構造に大きな歪みがあり、金属酸化物の酸素イオンが低温で自由に動き回るため、酸素キャリアや触媒としても機能します。
セミナーでは、超臨界水を用いた反応・モノづくりに関する研究とともに、研究成果による産と学とのスパイラルアップ型の協奏研究開発体制について講演いたします。


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