庄子哲雄未来科学技術共同研究センター、シニアリサーチ・フェロー(本学名誉教授)が、UR Evans Awardを受賞しました。
この賞は、イギリスのThe Institute of Corrosionより、腐食分野で国際的に卓越した研究成果を上げた研究者に毎年1名授与されるものです。
庄子哲雄シニアリサーチ・フェローの業績は、力学、材料そして腐食が複雑に関与して生ずる環境助長割れ(応力腐食割れ、水素割れ、腐食疲労等の総称)の学理を追求すると共に、その理解に基づいた産業界の課題の解決に向けた研究であります。中核的拠点形成プログラム「複合環境下の破壊の物理化学と制御システム」や多くの国内及び国際産学共同研究を行ってきています。
本UR Evans賞は、イギリスの腐食科学の分野で最も権威のある賞であり、英国王立協会のフェロー伝記回想録に「現代科学の父」として記載されているUlick Richardson Evans FRS(1889-1980)を記念して与えられるものです。授賞式は、ストラルクライド大学(英国、グラスゴー)で開催されたThe 60th Corrosion Science Symposiumの会期中、2019年8月28日に行われ、庄子シニアリサーチ・フェローは「Mechanics and Mechanisms of Stress Corrosion Cracking-Role of hydrogen as all-round player-」と題する受賞講演を行いました。
問い合わせ先
未来科学技術共同研究センター 渡邉研究室 電話 022-795-7517