単結晶材料研究と社会実装への挑戦
―貴金属ルツボ不要の新規単結晶育成法とは―
未来科学オープンセミナーでは、東北大学未来科学技術共同研究センターで行っている研究の成果や独創的な開発研究を、分かりやすくご紹介いたします。
【プログラム】
15:00 講演
東北大学金属材料研究所/未来科学技術共同研究センター
教授 吉川 彰
講演題目
単結晶材料研究と社会実装への挑戦
―貴金属ルツボ不要の新規単結晶育成法とは―
(講演の合間と終了後に質疑応答)
16:30 終了
開催: 2026年1月30日(金)
時間: 15:00~16::30
開催方式:オンライン視聴または現地出席(会場の席には限りがございますので、オンライン視聴をお願いする場合がございます。)
申込方法:こちらのページからご登録ください。
主催: 東北大学未来科学技術共同研究センター(NICHe)
協賛: 日本工学アカデミー東北支部・北海道支部
吉川教授の研究と講演の内容
近年、シリコン半導体結晶の高純度化・低欠陥化により真空管はトランジスタへと置き換えられ、またGaN結晶の高純度化・欠陥制御によって、照明はランプからLEDへと進化した。材料研究者の視点から見ると、新材料の創出や、高純度化・低欠陥化・欠陥制御といった結晶品質の向上による材料の実用化が、文明の革新を支えてきたと言える。本講演では、シンチレータ、半導体、合金などの単結晶材料研究を題材に、研究開発から成果の社会実装に至るまでの過程について紹介する。特に、世界初、貴金属ルツボを使用しない新規結晶育成法を開発し、次世代のパワー半導体として期待されている酸化ガリウム単結晶(最大約5cm径)の作製に成功したことも紹介する。大学発スタートアップを含む産学共創の具体例にも触れたい。これらの取組みを通じて、将来の人々の利便性、幸福、さらに安全・安心の向上に、わずかでも貢献できれば幸いである。