様々なタンパク質研究に活用できる画期的タグシステムの開発 – 英国Absolute Antibody社と2件目のライセンス契約を締結 –

東北大学未来科学技術共同研究センター/東北大学大学院医学系研究科抗体創薬研究分野の加藤 幸成(かとう ゆきなり)教授の研究グループは、様々なタンパク質研究に活用できる新規アフィニティータグシステムである”RAPタグ”の開発に成功しました。RAPタグは、様々なタンパク質の精製や検出に威力を発揮するだけでなく、抗体創薬研究への応用が期待されます。本研究成果は、2017年3月24日に、米国の抗体創薬専門誌に掲載されました。 また、今回の成果のRAPタグは、Absolute Antibody社(本社:オックスフォード、英国)に導出されました。同グループからのAbsolute Antibody社へのアフィニティータグシステムの導出は、”MAPタグ”の導出に続き2件目となります。

本研究はAMED革新的バイオ医薬品創出基盤技術開発事業によってサポートされました。

【ポイント】
●タンパク質研究のためには、精製や検出に高精度タグシステムが必要となる。
●RAPタグは抗体創薬に応用可能である。

アフィニティータグシステムの例

アフィニティータグシステムの例

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