学際研究重点プログラム<原子内包フラーレンナノバイオトロニクスの創成>第13回公開セミナー

北海道大学電子科学研究所の髙野勇太先生にご講演いただきます。

「特異」に「特異」を組み合わせたら何が創り出せるだろうか?
 希土類金属は特異な電子的性質やf電子由来の磁性を有し、単分子磁石をはじめとするナノ材料としての実用化に向けた研究開発が行われている。希土類金属であるランタン(La)やスカンジウム(Sc)をフラーレンケージ内に有する“希土類金属内包フラーレン”は、1990年代の内包フラーレン単離成功初期から注目を集めて研究されている。
 外界から隔離されている「特異」な内包フラーレン内環境において、希土類の「特異」な性質を利用できないか?今回の講演では有機合成手法を利用した化学修飾の側面から、特異に特異を組み合わせた内包フラーレンの、ナノ材料としてのポテンシャルを皆さんと一緒に概観していきます。

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